マンガでよくわかる! 発達障害の人が見ている世界
発売日2024年4月27日
ISBN978-4-7762-1343-7
価格1400円(税別)
アスコムからの内容紹介
精神科医が記した、15万部突破のベストセラーが、ついにマンガ化!
本書は、発達障害の人と周りの人が見ている世界の違いを分かりやすく紹介し、特性を持つ子どもの親御さんから、ビジネスパーソンまで、幅広い読者にご支持を頂いた『発達障害の人が見ている世界』のマンガ版です。
人の話、ちゃんと聞いてる?
どうしてミスが多いの?
なぜ、それを言っちゃうの!?
そんな、あなたの周りにいる人たちの、ちょっと不思議な考え方や感じ方、脳の特性かもしれません。
発達障害の人たちは、毎日の生活の中で、どんなふうに物事をとらえて、何を感じているのか。
この本では、そんな"発達障害の人が見ている世界"と、コミュニケーション方法について、医師の豊富なエピソードとともに、マンガでわかりやすく伝えていきます。
発達障害の人は、決して能力が低いわけでも、人間性に問題があるわけでもありません。
むしろ、その特性を上手に引き出すことができれば、高い能力を発揮できる可能性を秘めた人たちなのです。
この本を手引きに、発達障害を抱える人と周りの人たちが、ともに生きるのが少し楽になり、特性を「個性」や「強み」に変えることができるはずです。
発達障害の人、グレーゾーンの人、定型発達の人。
あなたの周りにいる、ちょっとだけ"違う世界"が見えている人たちが、ユニークな個性を活かし、活躍できる未来に向けて。
~この本の内容~
ADHD、ASDってどういうこと?
第1章
コミュニケーションの困りごと
皮肉も社交辞令も通じず
言葉をそのまま受け取ってしまう
いくら事実でも言っちゃダメ!
どうして空気を読めないの?
表情、声のトーン、仕草などを
読み取ることが苦手
人が話をしているのに
上の空で全然聞いていない
衝動的に怒ったり、笑ったり
気分がコロコロ変わりやすい
学校生活で集団行動ができない
空気が読めず、
あくまで自分の理屈にこだわる
「どうせ私はダメだから...」と
自分に自信が持てない
初めてのことが苦手で
強い不安を感じてしまう
第2章
行動の困りごと
仕事でも家事でも失敗続き。
そのほとんどが〝単純ミス〟
手先が不器用でよく物を落とし、
運動全般が苦手
せっかちで、仕事でもプライベートでも、
常にセカセカ、イライラ
やるべきことを〝後回し〟。
ASDとADHDで異なる原因とは
状況が変化することを恐れ、
臨機応変に対応できない
好き嫌いが多く、少数の
決まったものしか食べられない
音に敏感で、ゴーという音が怖くて
電車に乗ることができない
片付けられない、処分できない。
汚部屋に住む人の真実とは?
周囲のざわざわした音が気になって、
会話や仕事に集中できない
第3章
発達障害の取り柄と強み
多動性・衝動性傾向の強いADHDの人は
実業家・起業家向き
不注意・注意散漫な特性も
クリエイティブな仕事で強みになる
「同一性の保持」を強く持つASDの人は
職人や研究支援職に活かせる
優れた記憶力は
定型発達の人にはない優位性となりうる
独特の感覚や俯瞰して考えられる特性は、
人とは違う唯一無二の個性に
特性を「個性」「強み」として
発揮できる社会に向けて
それでは、始めましょう!
著者プロフィール
岩瀬 利郎(いわせ・としお)
精神科医、博士(医学)。東京国際大学医療健康学部准教授。埼玉石心会病院精神科部長、武蔵の森病院院長、東京国際大学人間社会学部専任教授、同大学教育研究推進機構専任教授を経て現職。精神科専門医、睡眠専門医、臨床心理士・公認心理師。15万部を超えるベストセラーとなった『発達障害の人が見ている世界』(アスコム)他、『認知症になる48の悪い習慣 - ぼけずに楽しく長生きする方法』(ワニブックス)、『心理教科書 公認心理師 完全合格テキスト 第2版』(共著、翔泳社)など著作多数。「偉人たちの健康診断」(NHKBS)、「櫻井・有吉THE夜会」(TBS)、「ノンストップ!」(フジテレビ)など、メディア出演も数多い。