「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた
発売日2022年2月25日
ISBN978-4-7762-1188-4
価格1400円(税別)
アスコムからの内容紹介
以下、著者の「ハック大学 ぺそ」が実際に試して
「使えなかった説明法」です。
●ロジカルトーキングで理路整然と伝える
●相手に思いが伝わるように熱意を込める
●必ず結論から端的に話す
●相手の話を遮らないように相槌を打ち続ける
●相手が理解しやすいようにまずは詳しい状況説明をする
●上司が判断しやすいように起きたことを時系列で話す
●モレがないように知っていることは全て話す
●ビジネス用語や横文字を駆使してカッコよく説明する
●指示する場合は「やること」だけを端的に伝える
●有名経営者のような華麗なプレゼンで魅了する
この10個の「使えなかった説明法」、みなさんはどんな感想をお持ちでしょうか?
「確かに、それダメそう」という項目もあれば
「何で、それがダメなの? 私もよくやってるよ」と思う内容もあるかもしれません。
なぜ、ダメなのか?
詳細はこの本の中でご説明しますが、一例を挙げてみます。
「ロジカルトーキング」は一見、マストな説明法のように思えるかもしれません。
もちろん、短い時間で端的に「報告」する場合は、それでいいケースもあります。
でも多くの場合、「論理だけ」だと、分かりにくい説明になりがちです。
例えば、いま流行りの「サブスク」について、あまり詳しくない人に説明する場合
「サブスクというのは、一定期間、定額料金を払うことで、
継続的に商品やサービスを利用し続けられるビジネスモデルです」
とロジカルに説明されたらどうでしょうか。
確かに正しい説明ではあるのですが、わかるような、わからないような、
相手はそんな受け取り方をするかもしれません。
一方で
「サブスクというのは、要は、1カ月単位の焼き肉食べ放題のようなもので、
飲食以外にも、ファッションや音楽配信などいろんなモノがある感じですよ」
と説明したらどうでしょうか。イメージしやすいですよね。
ポイントは左脳と右脳を両方働かせること。
自分たちの生活に身近なものに例えることで、「なるほど」と相手も納得してくれます。
このように、上手な説明には「コツ」があります。
ご心配なく、そんなに難しい話ではありません。
この本に載っている、いくつかのテクニックを覚えればいいのです。
「ちょっとしたテクニック」を身につけて、
上手に使い分けられるようになれば、誰だって説明力はぐっと上がります。
ぜひ、ご一読ください。
著者プロフィール
ハック大学 ぺそ
1988年生まれ。主にYouTubeチャンネル「ハック大学」を通じて、仕事術、キャリア戦略などビジネスに役立つ情報を発信。
チャンネル登録者数は25万人を超える。チャンネルにアップされた動画のなかでも、説明に関する動画は人気のコンテンツ。
専業YouTuberではなく、普段は外資系金融機関に勤める現役のビジネスパーソンで、年収は約2,000万円。
著書に『行動が結果を変える ハック大学式最強の仕事術』(ソシム)がある。
目次
はじめに ……3
1章 説明下手な人にありがちな4つの特徴
説明が下手なのは、考え方が正しくないから
特徴(1)「相手が聞きたいこと」を考えず「自分が伝えたいこと」だけ話す
特徴(2)毎回同じ人にダメ出しされているのに「攻略法」を考えない
特徴(3)自分が理解し切れていないこと説明しようとする
特徴(4)「説明の技術」を熱心に学ぶけれど実践しない
2章 「結局、何が言いたいの?」と言われなくなる方法
魔法のように話が分かりやすくなる説明の4ステップ
「事実」と「自分の解釈」を分ければスッキリする
「改善」をよく使う人は説明下手
「暖かい」は気温何度? 「数字」を使いこなすテクニック
前例のない仕事で役に立つ「仮説」のつくり方
データがなくても「経験談」があれば説得力は段違い
3章 「話がダラダラ長い」と言われてしまう人のためのメソッド
「ざっくりした大枠」があれば話がダラダラしない
「1分以内」で話すクセをつける
相手と自分の頭の中身を「チューニング」する
「はい論破!」は絶対NG! 感情的になって良いことは一つもない
話の脱線を防ぐ「シェアの法則」
4章 相手になかなか納得してもらえない人のためのメソッド
相手の「レベル」と「期待値」を知ればグッと分かりやすく話せる
専門家以外には「中学生でも通じる単語」を使う
「たとえ話」は半径3メートル以内で
相手の心のスクリーンに映像が浮かぶように説明しよう
上司になり切って自分にダメ出しをする「アクター法」
「何のために」を伝えないと相手はロボットになる
5章 相手を思い通りに動かすテクニック
相手の右脳を刺激する鉄板テクニック「共感マクラ」
相手がグッと興味関心を示す「釣り針」をしかける
「わざと大事なところを話さない」から話が盛り上がる
相手を思い通りの結論に導く「1人フリ&ツッコミ」
大人数を相手に説明するときでも「一人ツッコミ」は有効
第6章 手ごわい相手に「YES」と言わせるテクニック
プレゼンにも「サプライズ」は必要だ
プレゼン必勝法「4段階のテンプレ」を押さえよう
プレゼン資料は1ページ目から読むな
キーパーソンを味方につける2つの気配り
スティーブ・ジョブズになってはいけない
勝負どころのプレゼンで必要な「意外性の最大化」
「会話」をするようなプレゼンで聞き手を惹きつけよう
わざとマイナスを伝えた方が絶対的な信頼感につながる
YouTubeの動画でも有効な「期待をあおる」テクニック