お医者さんがすすめる 不調を治す10倍ショウガの作り方
発売日2021年11月25日
ISBN978-4-7762-1182-2
価格1300円(税別)
アスコムからの内容紹介
免疫力の最大の敵。
それは「○○」です。
この「○○」に何が入るか、お分かりでしょうか?
冒頭の○○、どのように予想されましたか?
疲労、飲酒、過食、、、あるいは運動不足やストレスに関連する言葉でしょうか。
確かにそれらも敵です。
しかし、最大の敵は
「冷え」
なのです。
「冷えは万病のもと」ということわざにもあるように、免疫機構の働きは、体温が低くなるほどにぶくなります。特に、現代人は体温が低下しています。
かつては、36.5℃~37.2℃が平均だったのに、そのレベルに達している人はほとんどいません。35℃台はあたりまえ、34℃台の人もいます。
現代人の体が冷えているのには、多くの理由があります。文明化による冷暖房の効きすぎや、夜更かし、ストレスの多い環境、化学物質の摂取などは、どれも体を冷やす要因です。
ガン細胞は35℃台でもっとも増殖すると言われています。
体温が低ければ血液はドロドロになり、太りやすくなり、頭痛、便秘や下痢、生理痛などに悩まされ、アレルギー性疾患や自己免疫疾患などの病気にかかりやすくなります。さらに、疲れやすく、気持ちもふさぎがちになります。
現代人のかかる病気や体調不良は、感染症に限らず、そのほとんどが低体温に起因すると言っても言い過ぎではないでしょう。
こんな時代だからこそ、多くの方におススメしたいのが「10倍ショウガ」です。
通常のショウガの10倍の効能があることから、私がこのように名づけました。
2000年前から伝わる漢方の「乾姜」と呼ばれる食材のことで、生のショウガを蒸してから乾燥したものです。
「日本薬局方」などのデータによると、生のショウガを、乾燥させるとショウガオールという健康にいい成分が7倍に、蒸して乾燥させると10倍に増加することが分かっています。
「乾姜」は、一般的に「蒸しショウガ」の名前で知られています。この書籍でも、本文中は「蒸しショウガ」の名称を使っています。
蒸しショウガは、低体温の現代人にぴったりの食材。
実際、蒸しショウガを常用するようになって健康を取り戻した方がたくさんいます。
「たった2週間で血糖値が100以上も下がった」(50歳 女性)
「薬を飲んでも治らなかった高血圧が正常値に」(56歳 男性)
「毎朝、蒸しショウガ紅茶を飲むだけで3週間で4キロやせた」(48歳 女性)
「健康診断で、メタボと血液の数値が正常になった」(45歳 男性)
「長年苦しんできた花粉症が不思議と軽くなった」(39歳 女性)
「2週間で手足のむくみがとれて、冷えや生理痛も解消」(42歳 女性)
「便秘がたちまち解消、頭痛、肩こりも楽になりました」(67歳 女性)
これらはごく一例ですが、ショウガの効能をさらに濃厚にした蒸しショウガならではの薬効です。蒸しショウガは、体を温め、免疫力を上げます。血液がサラサラになるので、コレストロールが低下し、血圧が下がります。糖尿病が改善するなど、まさに万病に効く妙薬といえるでしょう。
現在、何かの病気を抱えているみなさんはもちろん、何となく元気がない、気力が低下しているといった軽い不調の方々も、蒸しショウガを試してみてはいかがでしょうか。ショウガはどこにでもある食品ですから、誰でも簡単に手に入れて、すぐに試してみることができます。
本書では蒸しショウガの作り方を何通りか示すとともに、さまざまな応用法や、簡単なレシピも紹介しました。本書がきっかけとなって、みなさんが健康で幸せな毎日を送ることができれば、こんなにうれしいことはありません。
著者プロフィール
医師・イシハラクリニック副院長
1980年長崎県生まれ。医学生の頃から、父の石原結實とともにメキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、イギリスのブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。2006年に帝京大学医学部を卒業後、大学病院での研修医を経て、イシハラクリニックにて漢方薬処方を中心とする診療を行う。とくに蒸しショウガによる温め健康法の免疫力アップに着目する。現在、クリニックでの診察をはじめ、テレビ、雑誌などで活躍中。2児の母でもある。
目次
第一章 糖尿病、高血圧などに効果抜群! 生活習慣病対策に!
蒸しショウガのすごいパワー
第二章 かんたん、おいしい、続けられる
蒸しショウガ活用法!
第三章 かんたんにできる!
蒸しショウガの作り方
第四章 やせる、すっきり、温まる
症状別、蒸しショウガ健康レシピ
第五章 長年の悩みがウソのように解消!
私の蒸しショウガ健康法