やばいことわざ
発売日2020年7月23日
ISBN978-4-7762-1095-5
価格1200円(税別)
アスコムからの内容紹介
◆ ことわざとは「予言」です!
◆ ことわざは、長く受け継がれてきた「知恵の宝庫」です。
大昔の人たちが、「あ〜これを知っていれば失敗しないで済んだのになぁ」と思うようなことを短い言葉にギュギュッとまとめて、私たちに渡してくれています。
この本の監修者・齋藤孝先生は、そんなことわざを
◆「『やばい』と感じるときがある」◆
と言います。
「『なんでわかったの?』と聞きたくなるくらい、いまの自分をピッタリ言い当てられていて、
まるで予言されていたみたいでドキッとするんだ」と。
子どもたちを見ていると、まさに「予言されているなぁ」と思うことがありますよね。
たとえば・・・・・・
お菓子をこっそり食べたのがゴミ箱の袋でバレバレ → 「頭かくして尻かくさず」
友だちとケンカした後にもっと仲良くなれたね → 「雨ふって地固まる」
大好きなことに夢中になってどんどん上手になっていく → 「好きこそものの上手なれ」
せっかくあげた高価なものを放っぽりっぱなし... → 「猫に小判」
爬虫類好きの友だちとマニアックな話で大盛り上がり → 「類は友をよぶ」
まさに予言!
この本では、そんなことわざに予言されたこども「あるある」をたくさん紹介しています。
すべてのことわざに楽しいイラストを入れて、ゲラゲラ笑いながら、わくわくしながら、いつのまにか覚えちゃった! そんなふうに読んでもらえたら、うれしいです。
そして、覚えたことわざはぜひ使いましょう!
「一人で親戚の家にお泊まり不安だな」
「行ってしまえばなんとかなるよ。案ずるより産むがやすしってね」
「お母さんのプリン、お姉ちゃんがさっき食べていたよ」
「あんたでしょ! 嘘つきは泥棒の始まりだからね!」
こんなふうに、身近なこと結びつけてことわざを使えるように、ことわざ全部に「使い方」を入れました。
「あるある!」って言いながらことわざを使えば、あらためてことわざの予言が実感できて、すぐに自分のものにできます。
ことわざの由来や歴史も紹介しているので、大人のあなたでも「あるある!」「へぇ〜」の連続です。
楽しいことわざクイズに親子で挑戦すれば、親子で学びになりますよ。
私たちのご先祖様は、生きる知恵として、また相手に伝えるときに便利な言葉として、ことわざを生活の中にたくさん取り入れてきました。
そんなことわざの面白さ、やばさにぜひ触れてみてください!
著者プロフィール
監修者 齋藤孝
明治大学文学部教授。
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。
東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。
専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。
代表作のひとつである『声に出して読みたい日本語』(草思社)は毎日出版文化賞特別賞を受賞し、シリーズ260万部のベストセラーに。
『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)では、第14回新潮学芸賞を受賞した。
他にも『読書する人だけがたどり着ける場所』『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)、『読書力』(岩波新書)など多数の著作を出版。
『齋藤孝のこくご教科書 小学1年生』(致知出版社)、『強くしなやかなこころを育てる!こども孫子の兵法』(日本図書センター)など、児童向けの著作も数多く手掛け、著書累計出版部数は1000万部を超える。
NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。文化人としてテレビをはじめとする数多くのメディアに出演している。