日本一わかりやすいイスラーム講座
発売日2015年8月21日
ISBN978-4-7762-0872-3
価格1200円(税別)
アスコムからの内容紹介
「イスラーム国」をはじめとする中東の話題が、
いまもニュースで話題になります。
自爆テロや公開処刑、誘拐や殺人・・・。
でも、イスラーム教は、もともと異教徒に対して
非常に寛大な宗教でした。
かつて、税金さえ納めれば異教徒であっても、
子々孫々まで永住権が得られました。
だから、異教徒を取り込むことができたのです。
それが、イスラーム世界が急速に拡大した
大きな理由だったのです。
ではなぜ、「平和」なはずのイスラーム教徒の中から、
イスラーム国のような怪物が
生まれてしまったのでしょうか?
なぜ、自爆テロや公開処刑をするのでしょうか?
ムハンマドに対して、なぜあそこまで
タブーがあるのでしょうか?
そして、ヨーロッパはなぜ、イスラーム教徒を
排斥しようとするのでしょうか?
私たちが知らない、そしていちばん気になる
「イスラーム教」や「イスラーム世界」について、
とても簡単にわかりやすく教えてくれるのが本書です。
イスラーム政治学の世界的権威にして、
日本でいちばんイスラーム教を知る中田考。
世界中の紛争や中東にも何度も
足を運んでいるコラムニスト、勝谷誠彦。
旧知の灘高同級生だからこそ、
ここまでタブーなく話します。
「あの事件」の真相も、すべて明かした一冊です!
《主な項目》
◎イスラームの人たちは、みんな好戦的なんですか?
◎「イスラーム国」事件の真相を教えてください
◎イスラーム教の何が魅力なんですか?
◎イスラームの人たちの考え方は、我々とどう違うんですか?
◎ユダヤ教やキリスト教と何が違うんですか?
◎イスラームは本当に世界を乗っ取るんですか?
著者プロフィール
勝谷 誠彦(かつや・まさひこ)
コラムニスト。写真家。
1960年、兵庫県生まれ。灘中学校、灘高等学校で、中田考氏と机を並べる。その後、早稲田大学在学中に、風俗ライターとしてデビューする。雑誌記者としてフィリピン動乱や湾岸戦争、カンボジアPKOなどを取材。フリーに転じてからは、戦場などの取材、食や旅のエッセイ、社会時評から小説まで健筆を振るう。「カツヤマサヒコSHOW」(サンテレビ)のMCを務める。
著書に『日本人の『正義』の話をしよう』(アスコム)、『獺祭 天翔ける日の本の酒』(西日本出版社)、『ディアスポラ』(文藝春秋)など多数。有料メール『勝谷誠彦の××な日々。』を配信。世界中どこにいても365日毎朝10時までに送ることで知られている。
中田 考(なかた・こう)
同志社大学客員教授。一神教学際研究センター客員フエロー。1983年、イスラーム入信。ムスリム名は「ハサン」。
1960年生まれ。灘中学校、灘高等学校卒業。東京大学文学部イスラム学科の一期生。東大大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院哲学科博士課程修了(哲学博士)。クルアーン釈義免状取得、ハナフィー派法学修学免状取得、在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、山口大学教育学部助教授、同志社大学神学部教授、日本ムスリム協会理事などを歴任。
著書に『イスラーム 生と死と聖戦』(集英社新書)、『私はなぜイスラーム教徒になったのか』(太田出版)、『イスラームのロジック』(講談社)、『イスラーム法の存立構造』(ナカニシヤ出版)、『カリフ制再興』(書肆心水)など多数。監修書に『日亜対訳クルアーン』(作品社)などがある。