竹中先生、日本経済 次はどうなりますか?
発売日2013年6月8日
ISBN978-4-7762-0788-7
価格952円(税別)
アスコムからの内容紹介
アベノミクスで円安・株高に向かう日本経済。
「失われた20年」から本当に脱出できるのか?
日本復活のために何が必要なのか?
産業競争力会議のメンバーで、批判の矢面に立つ竹中平蔵に田原総一朗が迫る!
アベノミクスの今後と批判にズバリ答える1冊!
まさに、これからが正念場!
◎アベノミクスの成否は、本書の提言をやりきれるかどうかで決まる
◎いまの株価や円相場はバブルではない。元に戻っているだけである
◎アベノミクスを批判する経済学者は、「経済」を知らないのだ
◎「日銀が円を刷れば、金利の上昇、国債の暴落を招く」説は大間違いだ
◎「竹中平蔵は新自由主義者」という人は経済をわかっていない人である
◎「日本はもう経済成長できない」論者は、まったく間違っている
◎「生産年齢人口が減ると、デフレになる」も間違いである
◎2%の物価目標を2年で達成するために必要なことは?
◎消費増税シナリオは先に延ばしたほうがいい
◎「規制緩和」は役所の権限が減るから、役人はやりたがらないのだ
◎「『小泉竹中改革』が格差を拡大した」は既得権益者の悪質なキャンペーンである
◎「解雇の自由化」などととんでもないデマを書く、大手メディア
◎道路、空港、上下水道の「コンセッション」が、数十兆円を生む
◎首相が主導するアベノミクス戦略特区は、今までの特区とここが違う
◎日本の農業は、10年以内に根本的に変えなければ跡形もなくなる
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かつて小泉純一郎内閣のとき、竹中平蔵さんは、銀行その他の金融機関が隠し持っていた膨大な不良債権をはき出させ強権的な手法で処理しようとした。
これには、マスコミも「竹中が日本を滅ぼす」と一斉に騒ぎ立てた。
その竹中さんが、いまアベノミクスを推進する中核的な人物として再登場した。
日本の経済成長を実現するための方策を練っているのが、竹中さんもメンバーとなっている安倍内閣の「産業競争力会議」なのである。
この本では、そんな竹中さんとアベノミクスについて徹底的に討論した。
日本経済の先行きを案じるすべての日本人が「なるほど、そうか」と膝を打って納得できる本ができあがった、と私は自負している。
多くの読者は「成長の方法はわかった。
問題は、どこまで徹底的にやるかだ」と、日本経済の将来について自信を深めてくれるに違いない、とも確信している。
(田原総一朗)
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著者プロフィール
竹中 平蔵(タケナカ ヘイゾウ)
1951年、和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、大阪大学助教授、ハーバード大学客員准教授などを経て、2001年に経済財政政策担当大臣に就任。その後、金融担当大臣、経済財政政策・郵政民営化担当大臣、総務大臣などを務め、小泉純一郎内閣の「構造改革」を主導した。現在は、慶應義塾大学教授、グローバルセキュリティ研究所所長。株式会社パソナ取締役会長、アカデミーヒルズ理事長、社団法人日本経済研究センター研究顧問、外為どっとコム総研主席研究理事なども兼務する
田原 総一朗(タハラ ソウイチロウ)
1934年、滋賀県生まれ。60年、岩波映画製作所入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年にフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学特命教授として、「大隈塾」塾頭も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)