それで、どうする! 日本経済 これが答えだ!
発売日2012年10月22日
ISBN978-4-7762-0751-1
価格952円(税別)
アスコムからの内容紹介
日本は沈没なんかしない!
「日本はもうダメだ」
「このままでは沈没してしまう」
新聞やテレビでは、日本経済の将来を嘆く、
大悲観論で溢れている。
20年も続くデフレ、構造的な少子高齢化、
東日本大震災からの復興の遅れ
3・11以降に明らかになった原発問題、
さらに中国・韓国との領土はじめとして対立など、
いまの日本には問題が山積している。
しかし、そんな"悲観論"に騙されてはいけない!
世を覆う日本経済の先行き悲観論の"根拠"が
正しいのか、どこが間違っているのか。
日本を代表するエコノミストの2人、
榊原英資氏と竹中平蔵氏に
田原総一朗が徹底的に斬り込む!
世間からは犬猿の仲とみられる2人の
本音の激突から、
いまの日本や世界がかかえる経済問題を
浮き彫りにし、
日本はどうすればいいのかの答えを
明らかにする一冊である。
◎「消費税増税でも効果なし」とマーケットにバレたときが一番危ない
◎尖閣国有化は一大失政、問題解決には時間がかかる?
◎中国は「中進国の罠」を乗り切れるかどうか?
◎円高ドル安はさらに進み、1ドル60円台になる!
◎その後、一転して円安になる「二つのシナリオ」があった
◎ドイツもギリシャもEUを出られない
◎政府の報告書には、一番肝心な「原発継続か廃絶か」の結論がない
◎「20年で原発ゼロ」を目指せ!
◎橋下徹は次世代のリーダーとして期待していいのか?
著者プロフィール
榊原英資(さかきばら・えいすけ)
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長を歴任。97年~99年財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる。慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学教授、財団法人インド経済研究所理事長。2004年より高校生向けの合宿研修会「日本の次世代リーダー養成塾」を定期的に開き、日本の将来を担う人材の育成にも携わっている。
竹中平蔵(たけなか・へいぞう)
1951年、和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、大阪大学助教授、ハーバード大学客員准教授などを経て、2001年に経済財政政策担当大臣に就任。その後、金融担当大臣、経済財政政策・郵政民営化担当大臣、総務大臣などを務め、小泉純一郎内閣の「構造改革」を主導した。現在は、慶應義塾大学教授、グローバルセキュリティ研究所所長。株式会社パソナ取締役会長、アカデミーヒルズ理事長、社団法人日本経済研究センター研究顧問、外為どっとコム総研主席研究理事なども兼務する。経済学博士。
責任編集
田原総一朗(たはら・そういちろう)
1934年、滋賀県生まれ。60年、岩波映画製作所入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年にフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学特命教授として、「大隈塾」塾頭も務める。『日本の戦争』(小学館)、『田原総一朗自選集(全5巻)』『田原総一朗責任編集 自滅するな日本』(アスコム)ほか著書など多数。