自滅するな日本
発売日2012年3月16日
ISBN978-4-7762-0725-2
価格952円(税別)
アスコムからの内容紹介
「沖縄はゆすりの名人」発言で
更迭された元国務省日本部長、
そして10万部突破のベストセラー
『決断できない日本』の著者が激白!
沖縄・普天間、日米同盟、中国・北朝鮮、原発、TPP......
これがアメリカの本音だ!
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戦後長い間、日本はディズニーランド状態にあった。
国の安全をアメリカに委ね、
閉鎖空間のなかで平和を満喫してきたのだ。
いま、その時代が終わろうとしている。
この大転換期を、日本はどう生きればよいのか。
アメリカは何を考えているのか。
アメリカと、どのように付き合っていけばよいのだろうか。
そんな思いをめぐらせているとき、
私はケビン・メアというアメリカの元外交官と出会った。
彼は、決断できない日本にイラだちを募らせているようだ。
彼のイラだちは、アメリカという国が
日本に対して感じているイラだちと同じに違いない。
そこでメアさんと十数時間かけて、
普天間問題、沖縄問題、日米安保問題、TPP問題、
原発問題、中国・北朝鮮問題などを徹底的に議論した。
この本を読めば、アメリカの本音、
イラだちが明らかになるだろう。
田原総一朗
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アメリカはここにイラついている!
●普天間が固定化されても、米軍に不都合なし
●海兵隊員の命にかかわる問題だから、県外移設は絶対譲れない
●強い指導力を発揮しなければ、沖縄の問題は解決しない
●第9条をなくして自衛隊を軍隊にするか、決めるのは日本人である
●「TPPはすべての国にメリットがある」がアメリカの考え
●日米は重要な同盟関係、米中関係とはまったく違う
●アジアの海で中国と衝突したとき、日米同盟が抑止力となる
●「決断できない日本」が決断するためには、どうすればいいか
著者プロフィール
ケビン・メア●Kevin K. Maher
1954年、米国サウスカロライナ州生まれ。ラグレインジ大学、ハワイ大学大学院卒。ジョージア大学ロースクールを卒業し弁護士資格を取得、法学博士。81年、国務省入省。駐日大使館経済担当官を振り出しに在日期間は19年に及ぶ。駐日大使館安全保障部副部長、国防総省空軍副次官付国際政策課長、国務省化学・生物兵器・ミサイル不拡散部副部長。97年、東大東洋文化研究所客員研究員。98年、福岡首席領事に。駐日大使館環境・科学技術担当公使、安全保障部長を経て、2006年から3年間、沖縄総領事。09年に国務省日本部長に就任するも「ゆすり発言」報道で日本部長を解任。11年4月、国務省を退職。現在はコンサルティング会社上級顧問。
田原総一朗 (たはら・そういちろう)
1934年、滋賀県生まれ。60年、岩波映画製作所入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年にフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学特命教授として、「大隈塾」塾頭も務める。『日本の戦争』(小学館)、『田原総一朗自選集(全5巻)』『田原総一朗責任編集 絶対こうなる!日本経済』『田原総一朗責任編集 決別!日本の病根』(アスコム)など多数ある。