「もう怒らない」ための本
発売日2016年2月19日
ISBN978-4-7762-0899-0
価格880円(税別)
アスコムからの内容紹介
「ああ、また怒ってしまった」
そんなふうに後悔して、自己嫌悪に陥り、ため息をついていませんか?
そんな方に朗報です! ! 怒りを「3秒」で消せるメソッドがあるんです。
基本的に、怒って得をすることはありません。
例えば、あなたが女性なら、家庭を顧みない夫の言動、勉強もせず遊んでばかりいる子どもの生活態度に腹を立てたりすることもあるでしょうね。
夫の立場なら、疲れているのに長話ばかりする妻にイラッとするかもしれません。あるいは、近所のギスギスした人間関係でムカムカすることもあるでしょう。
職場に目を向ければ、威張り散らし、理不尽な要求をしてくる上司、社会人の礼儀作法、常識を弁えない同僚や部下はいませんか。親会社の社員や取引先が立場を利用して、高圧的な言動で接してくることがあるかもしれません。
街を歩けば、歩道をわがもの顔でふさぎながら、大声でしゃべりまくる集団、他人の迷惑を顧みない酔っぱらいの中高年......。政治への怒り、社会の矛盾への怒り......。
そんな、怒りが我慢できない方のために、医学的見地から「どうすれば、込み上げてきた怒りを鎮めることができるか」「どうすれば怒りをプラスの方向に変えていけるか」アプローチも行いました。
その結果、ちょっと視点を変えてみるだけで、怒りは収まってしまうことがわかりました。大嵐のような怒りも、瞬時のうちに和らげる方法が編み出されたのです。
読者の方々が、怒りに翻弄されない生き方ができるよう願って、「3秒で怒りを鎮める」「3秒で怒りを消す」「3秒で怒りをプラスに変える」ための具体的なルールを紹介しています。
開発したのは、精神科医として多数の著書を出し、『感情的にならない本』が40万部超えのベストセラーとなった和田秀樹氏。
ノウハウとあわせて、「なぜ、この方法がいいのか」ということについて、医学的、心理学的な根拠にも触れています。本書を読み、生活の中で生かしていただければ、あっという間に、ささいなことで「もう怒らない」生き方が身につくのです。
著者プロフィール
和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業
東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長。1987年の『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られ、代表を務める緑鐡受験指導ゼミナールは毎年無名校から東大合格者を出し、話題となっている。そのほか、6年一貫の医学部進学塾、和田塾MEDS塾長も務める
2007年12月劇映画初監督作品『受験のシンデレラ』でモナコ国際映画祭最優秀作品賞受賞、2013年12月には第二回監督作品『「わたし」の人生』(介護離職をあつかった人間ドラマ、秋吉久美子、橋爪功がモナコ国際映画祭で主演女優賞、主演男優賞を受賞し、自らも人道的作品監督賞受賞
主な著書に『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』(大和書房)『テレビの大罪』(新潮新書)『感情的にならない本』『自分は自分、人は人』(新講社ワイド新書)、『受験は要領』(PHP文庫)『心と向き合う 臨床心理学』(朝日新書)、『「がまん」するから老化する』『大人のための勉強法』『老人性うつ』(PHP新書)『痛快! 心理学 入門編、実践編』(集英社文庫)、『自己愛の構造』(講談社選書メチエ)『医学部の大罪』(ディスカバー21携書)『経営者の大罪』『人は感情から老化する』(祥伝社新書)など多数。翻訳書に『「あいだ」の空間――精神分析の第三主体』(トマス・オグデン著、新評論)『トラウマの精神分析』(ロバート・ストロロウ著、岩崎学術出版社)などがある。